園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2021.05.10

ジェントルマン ・・・年長児

 

久しぶりに、はと組でカルタをする。

早い子、というのは、おるもので、

「はい!」

「はい!」

とバンバン取っていく。

すごいね、Lくん。

 

あんまり取れないHちゃんの顔がどんどんと曇っていく。

そうして、あと4枚になった。

激戦!という気持ちが、参加者の間で盛り上がる。

そうすると、細かいルールが採用され始める。

札は、それぞれのメンバーから等間隔に、

手はお膝。

 

息を吸って、読み手が読む。

そこで、パーン!

と取る、園長ドウモトマミコ。

ふにゃぁと、さらに顔がくもるHちゃん。

ご、ごめん。

つい、本気に・・・。

 

そして、最後の一枚になった。

チャン、とLくんが取る。

 

Hちゃんの顔が崩れたその瞬間、

Lくんは、「はい。」とその札をHちゃんに差し出した。

Hちゃんは、その札を、

ほっとしたような笑顔で受け取った。

 

ええ、男やのう。

 

子どものすてき。