そんな中、その和に居ない人が三人いた。
一人はそもそもおらず、
二人は、大型遊具で遊んでいた。
ところが、先生が終わりの声をかけると、
すばしっこい足取りでやってきて、
遅れを取り戻さんばかりに動き始めた。
「工事やん!」と裸足になって、俄然やる気を見せる。
そして、終わりだと言っているのに、
しつこく残っていた。
まぁ、そんなもんよね。
やっぱり、やっちょかんと!
と思ったところが希望の光。
子どものすてき。
保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。
毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。
けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。
あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。
きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。
子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。