園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2021.06.01

弟思いの涙 ・・・年中児

 

大好きな弟が、幼稚園に入園。

Yちゃんは、お庭で弟を抱っこした。

だが、バランスを崩してしまい、

仰向けに転んでしまった。

 

ちょっと、騒然とする雰囲気の中、

Yちゃんは、ショックのあまり、顔が真っ青である。

 

Yちゃんを抱っこして、

「Sくんは、幼稚園に入ったから、

(うちの自慢なんですけど)

みるみる身体が大きくなって、

重くなったから、

前のSくんと違うんだよね。」

 

という話をする。

 

Yちゃんは、しくしくと泣く。

思ったより、重かったと本人も言っていたようだ。

ちょっと、話題をかえようと、

「そういえば、Yちゃん、最近お料理してる?」と尋ねる。

すると、

 

「うん。

包丁があるが。

それで、ニンジンとか、切った。

・・・も、したが。

わぁ~~~ん。」

 

と泣いた。

 

私、これだけ、お姉ちゃんなのに、

ちゃんと抱っこできるはずだったのに、

 

という涙だった。

 

Sくん、なんともなくて、よかったね。

私たちもほっとした。

 

Yちゃんのすてき。