さて、Kくんは、避難訓練と聞いただけで、
ワンワンと泣き、「ママ~、ママ~。」と叫び始める。
「あのね、ママ~って言って、
こっから、声聞こえると思う?
聞こえるわけないやん。
はい、ちゃんと自分で逃げます。」
というと、そこそこ泣き止む。
だが、しばらくして、また、怖くなって泣く。
「ママ~。と泣くのはやめなさい。
怖いという方が、まだよろしい。」
と言われる。
そして、次の時には、「うるさい」とまで、私に言われ、
普通の行動を促される。
本番を終え、彼は、自分は「泣いた。」と言い、
「次は泣かない。」と自己申告したそうである。
君は、そっちが似合うよ。
子どものすてき。