庭で、一心不乱に雑草を取る園長ドウモトマミコ。
すると、Eちゃんが、
「おばぁちゃん先生、
何しゆうがぁ。」
と言ってきた。
「園長ですきに!」
と思わず叫ぶ。
72歳に間違えられた、園長のすてき。
保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。
毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。
けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。
あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。
きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。
子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。