園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2021.09.21

放送係始動 ・・・年長児

 

いよいよ、原稿も渡し、練習を始めた放送係。

「覚えた人、言えた人どうぞ。」

と言って、私は椅子に座って待つ。

覚え方や覚えるペースは、一人ひとり見事に違う。

私を使って覚える子、絶対に完璧にならないと来ない子、

覚えたと安心して遊ぶ子など、色々いる。

共通点は、短期集中である。

そして、配って2日で、半分は暗記している。

すばらしい。

 

全体として、所定30分の半分以上、遊んでいるようにしか見えず、

ある時には、私一人、部屋に残されていたりする。

ほんなら、ピアノでも弾くか、

と立ち上がると全員戻ってきたりする。

こういう、バランス感覚が、私は好きである。

 

これから、話し方、音量、姿勢など、

本番への厳しさのギアは上がっていく。

500近くの人前に立つ勇気を、ふつふつと沸かしていかなければならない。

そんなわけで、今は、遊ぼうが、寝っ転がって暗記していようが、

よかろうとしよう。

みなぎる意欲が何よりの味方であり、

これは、過去の年長さんが積み重ねてきてくれた文化のおかげである。

 

型にはめるより、それぞれの学ぶ意欲の流れに沿い、

それぞれのペースを守りながら、

時に、待ち、時に気合を入れ、

本番を最高の状態で迎えること、

これが、幼児期の教育じゃないかな。

 

子どものすてき。