園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2021.09.30

朝の荷物 ・・・年少児

 

朝の荷物というものは、めんどくさいものである。

もっとダラダラしたいし、遊びたい。

「一日を始めます!」というエネルギーを生み出すのは、

なかなか子どもにとっても、

朝、布団の上で悶絶する大人にとっても、

難しいものである。

 

そんなわけで、朝、ちょっと気分がマイナスに働くと、

とたんにやる気をなくすSちゃん。

みゃあみゃあ言い出すと長いので、

こちらでサッサッと荷物を終わらす。

 

ほら、こんなにあっという間に終わるのよ

 

と伝えたい。

 

そして、二日目。

今度は、もっと気分が落ち込む出来事があって、

みゃあみゃあ言う。

そこで、今日は、

「あ~、水筒置きます~。

カバンのチャック開けます~。

おたよりばさみ、出します~。

入れます~。

お弁当箱・・・・。」

 

と、全部実況中継をし、

「あ~あ、全部、まみこ先生がやってしもうた。

あ~あ。」

 

と言いながら、すばやく荷物をやって見せる。

 

「今日も、まみこ先生がやってしもうたね~。

残念!」

とまで、言っておく。

 

そして次の日。

Sちゃんは、自ら、サッサッとすべて済ませたのだった。

技能は、全てにおいて問題ない子である。

 

子どもだって、「さすがに今日は・・・。」という気持ちが働く。

それが、コモンセンスである。

そこで、私はここぞとばかりにほめる。

 

「すごい~。かっこえい~。

さすがSちゃん!!」

 

さらに、いろんな先生に、

「きょうね~。Sちゃんが、全部荷物自分でしたが~。」

と報告する。

 

申し合わせたように、

「きゃ~。すごい~。頑張ったね~。」

とほめる先生たち。

 

まずは、「やってよかった」という気持ちが大切。

その時の、晴れ晴れした開放感が大切。

 

子どものすてき。