園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2021.10.10

与えられたからこそ育つジェントルな心 ・・・年長児

 

今日は、運動会だった。

素晴らしい子どもたちの姿だった。

コロナよ、ひとまず落ち着いてくれてよかった。

それなりに盛大な運動会だった。

 

保護者のみなさま、多くの感動と、温かなご声援。

そして、朝早くから最後まで、運営にご協力下さり、

本当にありがとうございました。

 

若草幼稚園は、遊び保育の有名な園であるが、

全国の遊び保育の園ならあまりやらない組み立て体操を、

運動会でやる。

 

園長になった頃、組み立て?ありえませんよね、

という文化で育った私も、

種目として残そうか、残すまいか、真剣に考えたことがあった。

しかし、卒園式の思い出で、

子どもたちが再現するのに組み立て体操を選ぶので、

やりがいや達成感があるのだなと思い、

そのまま真剣に取り組んでいる。

 

さて、運動会を機に、

「おれはできない」という心が爆発してしまったTくん。

かなりの抵抗が続いていた。

「お昼を食べない」と、毎日のようにクラスから逃げる。

どこか痛々しいまでの葛藤ぶりに、

ある日、二人でお昼を食べた。

 

そこで、話しているうちに、

組み立て体操で困っていることが分かった。

チョウチョでは、真ん中で引っ張られるのが辛いし、

6人ピラミッドでは、一番下の真ん中で、つらい。

確かに、彼の体格では、なかなか難しそうだった。

だが、体重的には大きい方でもある。

そこで、端っこに代えてみることにした。