園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2021.10.20

冤罪 ・・・年長児

 

友だちのけんかの仲裁に入り、

ことごとく問題を大きくしてくれるK氏。

いつの間にか、自分が当事者になって盛り上がっている。

 

もしかして、彼の夢は警察?

と思い、職員室に来ていたところで尋ねてみる。

 

「ねぇ、Kくん。

Kくんて、大きくなったら何になりたいが?」

「ん?

おまわりさん。」

「やっぱりね!」

と私の声は上ずる。

 

そこで、彼を負んぶして、保育室に帰りながら、

 

「ねぇ、Kくん。

冤罪って知っちゅう?」

「ん~、知らん。」

冤罪ってね、悪くない人を間違えて逮捕すること。

これはね、ぜったいにいかんこと。

君は、よくケンカしてる人を怒ってくれるけど、

めちゃくちゃやん。

よう、知らんとに。

あれはいけません。

冤罪はいかん。

わかった?」

 

「うん、わかった。」

 

わかってないと思うけど、

もうちょっと、話、聞こうや。

 

子どものすてき。