園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2021.10.20

十人十色 ・・・年少児

 

朝の荷物を習慣にするのは、なかなか大変である。

Hちゃんは、「やる」と思っただけで、

だるくなるらしい。

 

荷物をほっぽり出して、遊ぶ。

そこで、その日は、全部荷物をやってみた。

さて、どうでるかな。

やるべきなのに、しまった、という顔を是非してほしい。

 

だが、私の読みは違った。

 

大変、嬉しそうに、ふんふんふ~んと、

積み木で遊び始めているではないか。

 

そこで、積み木を奪い、

「荷物をしてから遊びます。」

といって、荷物を逆戻す。

 

彼女の準備の特徴は、

一つやると、すぐにやる気をなくし、

隙あらば、遊び始めるというものである。

荷物は自分ですべきものとか、

それが必要なこととか思う前に、

とにかく「ダラし~、」が勝つ。

 

そこで、荷物というものは、

さっさっとやれば、さっさっと終わるものであることを、

体感として分からせる方に舵をきる。

とにかく、一緒にやって、

「あっという間に終わる!」を繰り返す。

 

すると、2日目に、すかっとした笑顔が出た。

すべきことをしたら、心が開放されることがわかったかな?

そして、次の日は、自分で荷物を持ってきた。

その次の日は、ちょっと微妙だったが、

「今やったら、手伝うよ!」の一言で、

バシッと気持ちを切り替えて、サッサッと終えた。

すると、すごく遊べて気持ちがいいことが分かった。

 

その爽快な気持ち、

もう、先生に何にも言われず、自由であること。

わかってくれたらいいな。

 

荷物のすてき。