園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2021.11.30

ある5歳児のけんか ・・・年長児

 

何がきっかけだったのだろうか。

窓を挟んでけんかを始めるNくんとHくん。

Hくんが全力ダミ声でガラ悪くどなり、それを軽くいなすN氏。

間に、ドウモトマミコ。

 

H「うるせぇな、このやろう!」

園「なに、そのしゃべり方、やめなさい。」

N「へーん、叩いてみろやぁ」

園「なんてこと言う!」

H氏、むっとして叩くが、さっと後ろによけて、

N「へへーん、届かんし~、ばーか。」

 

ほんま、腹立つなぁ。

 

H「うるせぇ!おまえ、このばかやろう。」

 

さらに半笑いであおるN氏。

そこで、ちょっと、その言い方どうよ、

とご指導しようと思うが、

保育室に入っても、さらに言い合いは続く。

おもしろくなって、正座で聞く。

その膝にさらに、3歳児ギャラリーが座る。

 

H「このやろう!おまえ、許さねぇぞ、こらぁ!」

N「へん、泣き虫!すぐ泣く。」

園「それは、あんたやろ。」

と思わずつぶやく野次馬マミコ。

H「おまえこそ、すぐ泣く癖に!」

N「泣いてない。おまえやろ。」

H「うるせぇ、こらぁ。泣いてない!

Nくんなんか、お昼食べんくせに!」

N「食べてます~。」

H「食べてない!」

N「食べてないの、おまえやろ~。

おれなんか、一番になったことあるし。」

H「俺だって、あるし。

おれ、この間一番やったし。」

N「ふん!おまえ、外に行きませんって、約束しちょって、また、出たくせに!」

H「・・・・。

もう、Nくんの言うこときかん!

お前のいうこときかんし!」

 

あぁ、この間、説得されたこと?

 

N「へ~ん。ばーか。」

H「おまえがばかやろうがぁ。このばかやろう!」

N「ばかばか、かーば。

へへ~ん。」

 

どんなに相手が怒り狂おうと、薄笑いでそれをいなして、

さらに怒らせる技をどこで身に着けたのか、N氏。

H氏も、だみ声を続けるのが辛くなって、

普通の声になるほどやったね。

 

それにしても、幼稚園の価値観を子どもはちゃんと受けて、

生活してるんやなぁ。

ちゃんと食事することとか、脱走せんこととか。

 

子どものすてき。