園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2022.02.20

羽ばたく② ・・・年長児

 

そうすると、「ぼく、こま頑張ろうかな。」と言い出した。

「うん。まずは、今日頑張り。パワーあげるわ。」

といって、お腹に手をあてる。

「ここが大事なん。ここ。パワーはお腹にためるが。

それで、すぱんっと回すわけよ。」

「L,優勝する。」

「うん。頑張りや。

優勝できたら、一緒に喜ぶ。

優勝、できんかったら、もっとパワーあげる。」

というと、

「次、頑張るため?」

「そう。」

 

わかっとるじゃないか。

 

「勝っても、負けてもいいから、ただ、こまのことだけ考えたらいい。」

というと、

いい目で、うなづくL氏であった。

 

そして、本番が始まった。

彼は、毎回投げる前に、私を見た。

私は、それに合わせて、うなづく。

 

そして、彼は、ブレずに投げ続け、

とうとう、決勝に来た。

ワクワクしている様子が見える。

 

2回勝負の第一戦。

 

投げる前に、視線をよこす。

私はうなづく。

 

勝った。

 

次で決まる。