園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2022.02.20

羽ばたく③ ・・・年長児

 

その勝負で、彼はもう、私に視線を向けなかった。

勝ちに向かって、まっしぐらに進んで行った。

きらきらと、わくわくと、

ただ、輝かしい未来に向かって、

自分を投げ出していった。

 

あぁ。こんな強さが彼にはある。

 

そして、彼は見事、優勝した。

例年であれば、その相手が優勝するタイプであったが、

彼のはちきれるようなエネルギーが、

まっすぐに、その場を満たしていった。

 

その後、彼は、抑えきれずにテラスをダッシュしまくっていた。

子どもって、こんな時、人間に見えんよね。

 

そして、何度も、「泣きそう。」と言った。

そして、3回ほど、ほんまに涙ぐんでいた。

 

自分を無にして、前に投げ出す勇気とそれがもたらす喜び。

私は、君のその顔が見たかったんやなぁ、

とつくづく思った。

 

次は手乗せで。

失敗しようが、成功しようが、

挑戦する世界へ、心を最大に動かす世界へ、

今日みたいに、羽ばたこうね。

 

子どものすてき。