園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2022.07.30

自覚 ・・・年中児

 

テラスにいると、Eちゃんが寄ってきた。

そのかわいい横顔を眺める。

 

2歳の頃は、頭の回転が速いわりに、ぼて~っとした雰囲気があった。

気持ちがすっすっと切り替わらない感じ、

お菓子ばっかり食べてるかも、という感じ、

実際、お腹がたるんでいる感じ。

 

だが、今見る彼女の横顔は、

なんてかしこそうに引き締まっているのだろう。

 

「Eちゃん、顔、変わったなぁ。

なんて、おりこうさんの顔してるんやろう。

本当に、いいお顔してるわ。」

 

と思わず言う。

 

すると、Eちゃんは、笑顔を浮かべた後、少しだまり、

 

「Eが、全然言うこときかんき、

いっつも、すごい怒られゆう。」

 

と言った。

 

そうであろう、そうであろう。

 

それは、実は、頼もしいことなんだ、と言いかけたが、

お母さんのためにやめておいた。

 

「何で怒られてんの。

歯を磨かんとか?」

 

「・・・。それで怒られる時もある。」

 

「そっか。」

 

といいながら、しばし、その引き締まった美しい顔を眺めたのであった。

 

子どものすてき。