Hワールドをもつ、Hちゃん。
気分が何事にも大きく左右するが、同時に冷静さをもって物事を判断する、
非常に魅力的な女の子。
その朝、ちょっと不安定で、抱っこしてお母さんから引き取る。
しかし、本来は自立心が高いので、最初にぎゅっとすると、
とても早く飛び立っていく。
次の日は、「まみこ先生!はやくだっこして!」
ときた。
それは、およそ命令に近く、笑える。
それでも、やはり、興味があるものが見つかると、
ぱっと離れていく。
このときは、一緒に山をつくった。
「お水入れてくるき、」
と言って、タンクに水を入れに行く。
頃合いを見計らって、離れると、
しばらくして、「まみこ先生!はよう来て!」と怒ってくる。
この裏切り者!という雰囲気に、
「あり?今日は離れんのかしら、」
と思いつつ、あーだこーだ引っ張られていく最中、
業を煮やしたか、
「早く水を汲んで来い!」
ときた。
それか。
非常に納得。
「もう一回 言うて。」
「お水、汲んできて。」
お、「きて」に変わった。
「お水、汲んできて、くださいは?」
「ぶふふふふ。」と笑いながら、
「おみず、くんできて、ください。」
という。
このわかってる感じが好きだな。
いつもの生活のなかで、
自分がまわりとちょっと違うってことが、わかっていて、
みんながすんなりやっていることが、
どうも好きになれなかったり、やる気が起こらなかったりして、
でも、それはしなくてはならないことだとも、思っていて、
自分なりに、なじもうとしているところ。
加減が分かって、
リミットが分かって、
自分に折り合いをつけているところ。
年少さんの頃はすごかったけどね。
そこでそれするか、のオンパレードだったね。
類まれな自立心を持った、魅力的な女の子。
Hちゃんのすてき。