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子どものすてき
きらりと光る子どもたちの姿をみなさんにお届けします。
2022年12月10日
ごっこ遊びの醍醐味 ・・・年中児

この日は、本当におもしろかった。

子どもが友だちとイメージを共有して場を作り、

それが、クラス全体に共有されて、

場と場がつながって、響き合っていた。

 

「病院」は、創始者のKちゃんがいつの間にかいなくなり、

別のKちゃん他、お家ごっこの人たちに乗っ取られていたが、

乗っ取った方も、ちゃんと創始者はKちゃんだとわきまえていて、

Kちゃんも、至極当然のように、その場に戻ってきた。

それで、また、いなくなって旗を作っていた。

この旗は、何を意味するのか、本人にも不明であった。

 

病院を乗っ取ったメンバーにより、病院は、めっちゃ繁盛していた。

バンソーコーが必要だったお家のお母さんは、

そのまま入院し、いつまでたっても起きなかった。

15分くらい、あったんじゃないか?

この感じに、ほし組の居心地のよさを感じる。

 

さらに、このクラスには、弱い警察がいて、

いろんな場所をパトロールしていた。

そこで、パトロールされた隠れ家の人たちは、

銀行強盗になることにした。

集中して、武器をつくる。

それで、警察と戦う。

弱い警察は、弱いので、

銀行強盗の二人に打たれ、一発で倒れていた。

その演技のうまさは、お笑いを超えていた。

 

そんなわけで、最後の方は、入院患者だらけだった。

 

お家ごっこのメンバーでありながら、

なんとなく所在なさげだったAくんも、

病院ごっこには、集中し始め、

患者役の人形に、血の折り紙を貼るのに全力を注いでいた。

 

場を作り、モノを扱い、人とかかわる。

子どもらしい解釈で、文化を模倣し、文化をまなぶ。

これが、ごっこ遊びの醍醐味。

 

子どものすてき。

 

 

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