ほし組さんのおかえりの時間。
流れで、一緒に椅子に座る。
そのうち、私の膝に二人がのる。
そして、暴れる。
二人なので、相乗効果を生む。
私は、何度もささやく。
「次、それやったら職員室に帰る。」
だが、効果なし。
せっかくお友だちがお話しているのに。
先生が、大事なお話をしているのに。
もう、我慢ならん。
そういうわけで、部屋を出る。
一人は、その限界に気づき、さっと自分の座っていた椅子に戻る。
だが、一人はそのまま、やだやだと付いてくる。
そして、クラスに戻ると、
明日の劇団風の子さんの劇の名前を聞きそびれたことが分かり、
いすに突っ伏して泣いていた。
「ざまぁみそづけ」と言いはしたが、
その真面目さに、感動したのであった。
子どものすてき。