レモンの木が、すす病にかかった。
庭師さんに、拭けば普通に取れると教わったので、
一人園庭で、遊びの様子を見ながら拭く。
すると、入れ替わり立ち替わり、
「何しゆうがぁ。」と聞いてくる。
3日目になり、毎回やってくるAくんに「やってみる?」ときくと、
即答で「やる。」という。
レモンの木には、刺があるから気を付けるようにね、
といって、布を渡す。
さっそく、
「アイテ!」
という声が聞こえる。
「やろ~。
気を付けて。」
また「アイテ!」
という声が聞こえる。
「アイテ!」って言いながら、やり続けられるの、
君だけやと思うわ。
それから、レモンの木には、年長さんが4人も来て、
病気の葉っぱを救っていた。
子どものすてき。