子どもは、いろんな表情を持っている。
ある子は、サラサラの髪の毛で、
どんぐり眼のなかにキラキラと星があって、
思わず抱きしめたくなるような、たおやかな身体をしているが、
給食のお代わりがないと分かると、
そのまま弁当箱を投げる。
まるで、巨人の星のお父さんのようだ。
またある子は、笑うと、目がにこっと垂れ下がり、
上品な口元と共にほっぺがふっくりと盛り上がる。
佇まいは穏やかで、実にジェントルマン。
100人が見たら、100人が「かぁわいい~」というであろうが、
友だちが言うことを聞かないと、
ブチッ
と切れて、怒鳴る。
君は、上司になったら、なかなかだのう。
日頃の穏やかさとは打って変わる厳しさである。
一人として、同じ子はおらず、
どの子も魅力的である。
全ての子どもが、天から頂いたものと、
自分で練っていくものを持っている。
その手助けをするのが、我々の仕事である。
子どものすてき