無事、大成功のうちに終わった生活発表会。
温かい拍手を、本当にありがとうございました。
さて、ほし組でのこと。
このクラスは、ブレーメンの音楽隊をモチーフにしており、
最後驚かす場面では、プロジェクターを用いて、
「影で驚かす」ことになった。
新しい機具の登場に盛り上がるほし組。
当然、驚かされる立場のドロボウ役の子どもたちも、
やりたい!という気持ちが盛り上がる。
そこで、遊びではいろいろ一緒に楽しんでいいから、
役としては頑張ってねということになる。
そして、練習の時。
驚かないドロボウたち。
うーむ。
そりゃね、誰が驚かしているか、知ってますからね。
そこで、
「驚けんのは、わかるよ。知ってるから。
だけど、驚いてくれんと劇にならんのよ。
だから驚いてよ。
どんなふうにしたら、驚いたみたいになるか、
ドロボウたちで考えてや。」
と、頼む。
そこで次回、ドロボウたちは、積極的に驚いたふりをする。
だが、それは影の真ん前で騒ぐというものだった。
「いやさぁ、それじゃ、影が見えんのよ、お客さんに。
こことか、はしっこで驚いてくれん?」
というと、Sくんがこう言った。
「ほんなら、ぼくらぁが、見えんなる。」
なるほど。
その意欲は、買おうじゃないか。
そういうわけで、ドロボウたちは、影の前で、
すなわち舞台の真ん中で、寝っ転がって騒ぐことになった。
子どものすてき。