4月と言えば、新入園児の涙で始まる。
こんなはずではなかった、
ここは、どこだ、どこなんだー!!
に加え、知らない人がうごうごといる。
そして、園庭は広い。
コロナを生き抜いてきた子どもたちにとっては、
なかなか刺激的な環境である。
年少のみなさんは、泣く気持ちも、もちろん生まれているが、
それよりも、こんなことができる、あんなこともできる、
僕は今日から幼稚園の子!
という雰囲気が見える。
一方、2歳さんは、ものすごい涙の大合唱である。
環境の変化に強くはない子どもたちであるから、
ある意味、当たり前の風景であるし、
生きる力として、大変歓迎すべきものである。
その心持ちは、一人ひとり違う。
「私、今日からここなのね。OKよ。
でも、なんだか寂しくなってきた。」
「私、頑張っちょったがやけど、もう、泣きたいです~。」
「先生は、ここにおって。抱っこして。傍におって。離れんとって。」
「僕はね、ここじゃなくてね、お家がいいが。お母さんの傍におりたいが。」
「置いていかんとってー!!やめて~!!」
「お仕事?そんなもん行かんとって。」
「ここどこなん?あんた誰なん?あれ、何なん?わぁ~!」
「分からん、分からん、分からん~!」
「泣いちょく、泣いちょくで!ともかく泣いちょく!」
「お兄ちゃんがおらん~!!」
新しい世界へようこそ。
子どものすてき。