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日々わくわく
子どものすてき
きらりと光る子どもたちの姿をみなさんにお届けします。
2023年8月30日
いやな予感 ・・・年中児

時々、はと組(預かり保育)を利用するRくん。

その日の朝は、ママの膝にしがみついて、

大粒の涙を流す。

 

しかし、することが見つかれば、実に意欲的に過ごしている。

で、その次の回も、やはり大粒の涙をこぼす。

 

だが、大丈夫そうである。

そこで、遅くまで残っていたRくんに、話しかける。

 

「ねぇ、Rくんさぁ、べつに大丈夫じゃん。

楽しそうやし。(まぁねぇ、という顔をするR氏)

じゃあさ~、朝泣かんでもよくない?あんなに。」

 

というと、少し笑みを浮かべ、

 

「だって、嫌な予感がするんだよ~。」

 

と言った。

「嫌な予感!

嫌な予感って何よ。」

 

と笑いながら尋ねる。

 

すると、

「え~、お昼ご飯食べてるときとか、寝るときとか。」

「ほ~、何、嫌いな物があるん?食べたくないとか。」

「違う、後ろにおばけがいて、見られてる気がする。」

「そんなぁ。おばけが!

よし、わかった。

それやったら、まみこ先生がオリャッってパンチしてあげるがな。

何、おばけが上から見てるん。」

「そう。」

「なんや、それもパンチしてあげるよ、オリャッって。

だから、もう泣かんとって、朝。

ちゃんと嫌な予感するって言ってよ。」

 

というわけであった。

その後、彼は死神の話を始めた。

「死神ってさぁ、スッて首とってくんだよね。」

なんとも、怖いけど興味ありすぎという話し方をするR氏。

「いやいや、死に神はさぁ、子どもは苦手だから大丈夫よ。

好きなのは病気の人。

子どもなんか、元気すぎて・・・。」

 

そんなわけで、大変泣き虫のRくんは、ボラー好きであった。

 

子どものすてき。

 

 

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