AくんとKくんは、仲良しさん。
二人で水で遊んでいるうちに、Aくんの放った水が、
Kくんの長靴に入った。
「水が入ったやんか!やめて!」
とKくんが鋭く怒る。
困るAくん。
「まぁまぁ、ちょっと間違えちゃったのよ。
入れるつもりやなかったよね。」
とフォローを入れる。
しばし、黙り込んでいる二人。
その後、背中でキャッキャッと二人の笑い声が聞こえてきた。
ジャプンジャプンという音も聞こえる。
振り向くと、長靴に水をいっぱい入れて行進していた。
さっきの険悪なムードは、すっかり消え失せ、
むしろ事件を最大限に生かして、遊んでいた。
子どもっていいなぁ。
仲良しのすてき。