園庭の落ち葉も、だいぶ落ち着いてきたが、
10月中旬は、落ち葉掃きが大変だった。
ほうきで落ち葉を掃いていると、明らかに履きづらい場所や量でも、
何とかほうきでやってしまおうとするのは私だけだろうか。
そういうわけで、ちょびっとの枯葉を竹ぼうきで塵取りに入れていると、
Hちゃんが、「手が使えるんじゃない?」と言い、
「手でやってもいい?」と枯葉を手で取って、塵取りに入れ始めた。
「そうだよね。手の方がいいよね。」
と相槌を打ちながら、感心する。
なんとなく、「手」を使う煩わしさ(しゃがむとか、手が汚れるとか)に、
意地でもほうきを使っていたが、
Hちゃんにとっては、「手」はとても近しいところにあるようだ。
「うん、手の方がいいよね、洗わないといけないけど。」
と答えるHちゃん。
「うん。でも、手も使ったら、土も一緒に入らんしね。」
というと、
「こうすれば、土も取れるよ。」
と泥のついた葉っぱを振って、土を落とす。
「手」って便利だよね。
Hちゃんの「手は便利である」という立場に触れ、
おばちゃんの私は心から反省し、
最近は、落ち葉の微妙な場所とか、
微妙な量の時には手を使うようになった。
手のすてき。
子どものすてき。