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日々わくわく
子どものすてき
きらりと光る子どもたちの姿をみなさんにお届けします。
2024年9月20日
正直な方々

我々の保育の敵は、動画とゲームである。

言い過ぎかしら?

だが、1秒間に30枚もの絵の刺激が入るこれらは、

子どもに不向きなものだと言える。

身体を動かさないで、大量の刺激が得られるわけだから、

中毒症状が出る可能性もあるし、

自分が自分の思いで身体を動かして、

その結果を得るという「体験」ができないわけである。

絵本をめくるのも、積み木を積むのも、はさみで紙を切るのも体験といいたいが、

動画は体験といいたくないし、ゲームは実体験と言いたくない。

 

幼児期に獲得すべき能力は、

思いのままに動く身体である。

 

そういうわけで、始業式、子どもたちにこう尋ねる。

 

「みなさん、動画とかゲームとかしてますか。

してますね。」

 

うんうん、とうなづく子どもたち。

まぁ、仕方あるまい。

夕方のお母さん、お父さんは忙しいだろう。

君たちが、少し黙ってくれるだけで、どれほど助かるか。

 

「じゃあ、お母さんとかお父さんがやめなさいって、言ったとき、

泣いたり、わめいたり、怒ったりしてる人、手~挙げて。」

 

「はぁい。」

と素直に手を挙げる子どもたち。

7,8人か?

正直だのう。

「やめなさい、もう!

いかんやか~。

今すぐ、まみこ先生がお家に電話するぞ~。

もう、一切見せんとってくださいって~、・・・云々かんぬん。」

 

そんな話をしながら、動画とかゲームをやっていることが前提の話をしてしまった自分を反省し、

 

「動画とかテレビとか見てない人。」

と聞くと、

「はぁい。」

と7,8人の手が挙がる。

 

「天才!すばらしい!おりこう!」

と叫ぶ、園長ドウモトマミコ。

 

そして最後に、

「ちょっと、自分は見てしまい過ぎだなぁって、

反省している人。」

と尋ねると、笑顔で「はぁい。」

と、5,6人が、手を挙げたのだった。

 

子どものすてき。

 

 

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