私が帰宅していると、年長さんたちがやってきた。
「こっくりさんって、知っちゅう?」
「こっくりさん!
知ってるがな。
やってたよ、昔。友だちと。」
というと、
「ええっ!友だちおるが!!」
と目ん玉が飛び出るほど驚いた人が一人。
その横で、
「そら、おるやろ~。」
当り前やし~と突っ込んだ人が一人。
そして、こっくりさんの話は続き、
「やってみたい。」と子どもたちがいうので、
「もう、そらやめちょきや。
こわいで~。
勝手に動き出してさ~、手が。
それで、ネコとかになったらどうするが!
(呪いで。)
こっくりさんがおらんなったとたんに、
にゃ~。
とか・・・。
嫌やろ。」
などと、脅かして興味を阻止したのであった。
懐かしすぎる、こっくりさん。
生き残る文化のすてき。