大型遊具がすっかりボロボロになってしまい、
大工さんが香川県からやってきた。
すると、3歳のみなさんが、せっせとベンチを運び始めた。
そして、少し離れたところに2つセットし、工事の様子を眺め始める。
見学会!
そして、しばらくして、どうもよく見えないと思ったのか、
良く見える隙間のところにベンチを移動させ、また眺めている。
1時間たっても、その姿は消えない。
2歳さんも交じって、見学会。
そうして、いろんな子どもたちが、来ては去っていく。
ネックウォーマーを目の下までしていた大工さんが、
顔を見せて作業してくれているのは、子どもたちのまなざしのせい、
と思ったりする。
大人のしていることに、自然と興味が湧いて、
邪魔しないようにリスペクトしながら、自分たちで動ける子ども。
これは、保護者のみなさんのおかげではあるまいか。
どの子どもも慈しむ心を持つこと、
そして、子どもの憧れの対象となること、
このPTAの理念が、さまざまな機会を通して、
しっかりと子どもに根付いている、そんな気がした出来事だった。
子どものすてき。