担任の先生が研修でお休みだったので、クラスに入った。
この日は、すくすくの森。
絶妙な雨の日だった。
色々お散歩して沢にたどり着く。
それほど濡れず、水の量は多く、寒くもなく、
ある意味、最高の天候だった。
そういうわけで、「お腹がすいた」と誰かが言い出すまで、
ここで遊ぼうと決めてみた。
それぞれが思い思いに遊ぶ。
なんていい時間なんだろうか。
参観週間でもあったので、ママが何人か来てくれていた。
子どもたちとゆっくりとした時間を過ごすママたち。
ある子は、この川はどこから来てるのか、上流へと辿ってみたり、
ある子は、水分を含んでぷりぷりのマメヅタを鳴らしてみたり、
ある子は、ずーっとずーっとずーっと沢蟹を探しつづけ、とうとうゲットした。
そして、男子たち6人~7人は、ずーっとずーっとずーっと、
倒れていた竹を竹でたたき続けていた。
飽きもせず、30分以上、叩き続ける。
何が面白いのか。
思えば、今の子どもたちは、
自分の力を自由に出して「叩く」という行為ができるだろうか。
できませんね。
棒を持てば、すぐに危ないと取り上げられ、
叩こうものなら、いけません、危ない、うるさい、と注意を受ける。
だが、この日は永遠に叩くことができたのである。
すると、音が鳴り、音が変わり、
竹が朽ち、竹が割れ、
友だちとリズムが合い、合いの手が入り、
音楽のような、音楽でないような、
独特の空間が生まれたのだった。
それは、無心に楽しい時間だった。
そんなわけで、なんでもない時間が1時間くらい流れ、
「お腹がすいた」という声が出て、
予定よりも30分くらい押した充実感の中で、
我々は帰路についたのであった。
つづく