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2025年8月20日
誤解されやすいことについて② ・・・5歳児

前置きが長すぎたが、ここからが本題である。

 

プールの時間のことである。

彼が、Kくんに何か必死で話しかけている。

Kくんは、うん、うん、とうなづいている。

そして、おもむろに、N氏は持っていた水ボールの水を、

Kくんの顔にぶっかけた。

Kくんは、ぼえっとなる。

顔面直撃である。

間近で保育者が見たら、即止める場面であろう。

だが私は、かなり離れた所から見ており、

Nくんの必死さとKくんのうなづきを見ていたので、様子を見た。

Kくんは、顔をぬぐう。

それから、またN氏は必至で何かをはなしかけ、

Kくんは、うなづき、また、どぷんとかける。

Kくんが、直撃の水をぬぐう。

それが3回繰り返され、Kくんは後ろを向いて、

手で止めてと伝えた。

すると、Nくんはすぐに止めた。

 

なんとなく、これってトレーニングだろうなと思った。

そして、損な男だのう、と思った。

きっと、まわりはびっくりして、意地悪だと思って、

なんでそんなことする、という雰囲気で包むだろう。

もし、N氏のアイデンティティが育ってなかったら、

言ってもわかってもらえないと、口をつぐんだだろう。

 

それにしても、この心のかけかたはなんだろうか。

 

その後、Kくんが遊んでいたボートのおもちゃを、

別の子がうばったのを見て、烈火のごとく怒り、

取り返していた。

この場面を見て、やはりあの顔面ぶっかけ事件は、

彼のトレーニングだったのだろうと思った、

 

いろんなところでハンデを持つKくんに対するこの思いやりは、

いったいどこから来たのだろう。

いろんなことを自分なりに乗り越えてきたNくんの、

Nくんなりの気持ちだろう。

 

だが若干、いや求めてないです、的なかかわりであったりして、

また別の日に見たときにも、相変わらず顔面にかけていたが、

即、手の平でKくんに拒否されており、すぐに止めていた。

これから、思春期に向けて、「相手にとってどうか」、

「相手は何を求めているのか」、「そこで何を目指すのか」ということを、

学んでいくのだろう。

 

私は、彼の思いやりが本当に嬉しかった。

そして、これから先、頼むから損しないでくれと心から願った。

 

どうか、このまままっすぐに、

いろんな大人に慈しまれて育ちますように。

 

子どものすてき

 

 

 

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