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日々わくわく
子どものすてき
きらりと光る子どもたちの姿をみなさんにお届けします。
2025年8月30日
虎の威を借ることに後悔する

Dくんが私に、Tくんにされて嫌だったことを2つ訴えてきた。

割に唐突で、ご指名感があることを不審に思いながら、

Tくんのところに赴く。

 

そして、DくんからTくんに気持ちを伝えるように促す。

そこで、Dくんが面と向かって、わりにはっきりとTくんに伝える。

するとDくんが一つ目について、「さっき謝ったやん!」と逆切れする。

「それで終わってないってことよ。

謝れば済むと思ってんのか。」と荒ぶるドウモトマミコ。

 

まぁ、だいたい謝れば済みますけどね。

逆切れするとこんなふうに怒られちゃうよね。

それよりも、二つ目の作ったものを壊したことの方が重いので、

その話題に移る。

 

「なんで、壊したん。」と尋ねる。

黙るT氏。

そうであろうよ。

そこで、

 

「Dくん、たぶんね、理由ないのよ。

意地悪じゃないが、だって、Tくん、意地悪な子じゃないから。

それより、調子に乗っちゃうのよね。

わ~、って楽しくなってビリ、とかさ、

遊ぼうや~、バシ、とかさ。

意地悪じゃないのよ、つい、やっちゃうのよ、調子に乗って。」

 

と解説する。

T氏、その通りという表情。

そして、どうしようもなくやっちゃうんだということがわかっているから、

厳しい表情を浮かべる。

 

「やけど、相手はこんな嫌な思いするんやから、

人の作ったものに、触りなさんな。

それを練習しなさい。時間かけて。

Tくんは、まみこ先生にとって大事な子なんやから、

あきらめたらいかん。いつかやめれるから、必ず。

小学校4年生か、中学生くらいかもしれんけど、頑張りなさい。」

というようなことを言うと、

思わず、Tくんの目から涙があふれ、そしてむせび泣きし始める。

してしまう自分が、こんなに辛いのだ。

 

2日前、私が別の子を怒っていた時のことである。

Tくんは、その私の言葉尻を捉えて、茶々を入れてきた。

うるさい、集中できんじゃないか、といら立つドウモトマミコにて、

「ほんならTくんが、この二人にお話ししてや」というと、黙った。

だが、この彼の心の内は、「とりなし」だっただろう。

そんなに怒らんでもと、場を和ませようと直感的にしていたのだ。

これまた、損な男だのう、と思っていたところだった。

 

本当に苦しそうに泣くTくんを見て、Dくんの表情が変わる。

そして、その顔は明らかな後悔へと変わっていった。

だって、いったん解決したものを、

一番の権力者と思われる人間に、敢えて訴えたんだもんね。

重なるから腹に据えかねたのだろうし、戦略的でもあったのだろう。

 

このDくんの表情は、しばらく続いていた。

「やんなきゃよかったな。」と思う気持ち。

 

友だちの心に、心が動かされる。

 

子どものすてき。

 

 

 

<追伸>

 

この事件で分かったことがあった。

幼い頃は、抱っこで済む。

だが、その時代は終わる。

そしてより、社会的になる。

だからこそ、抱っこで済む時代に、

多くの、本当に多くの感情を経験してほしい。

そして、保護者のみなさんには、家と言う隠れ家があるので、

たくさんたくさん、いつまでもいつまでも、

抱っこ的かかわりをお願いしたいと思った。

 

 

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