「まみこ先生見て~。」とRちゃん。
ちょっとした鉄棒の技を見せる。
「おおっ。」と声をかける。
するとRくんが、「ぼくも見て~。」と技らしきポーズを取る。
「お~。」と応える。
すると、ぱっとHちゃんがやってきて、
「まみこ見て~。」とRちゃんとおなじ技をしようとするが、
ちょっとふらつく。
「裸足のほうが、やりやすいかもね。」
と声をかけて職員室に戻ろうとすると、
「まみこ~、ばばあ~。」とRちゃんが言ってくる。
「なんだと~。」とずんずん近づく。
とても喜ぶ。
それで、Hちゃんも「ばばあ」という。
すると、Rくんも「まみこ先生~、ば、」
と言って、その口を両手で押えながら「ばば・・」と言って、
こらえきれないように、笑う。
ぼく、そんなこと言っちゃいけないのに、
うふふふふ、
という感じである。
これを見たとたんに、私はすっかり彼のファンになってしまった。
なんでしょう。
このちゃんとしてる感じ。
そのあと、「おちん〇〇」などと周りがよからぬことを言い出した時も、
一緒になって、「おち・・・・。」と言っていたが、
そのときも恥ずかしそうに口を押えて、笑っていた。
うーむ。
こんなすてきな子に、どうやったら育つのかしら。
思わずの所作に、ジェントルが滲む。
Rくんのすてき。