今日は、来賓として、小学校の卒業式に行って来た。
さすが、小学6年生。夢を語る場面で、
「複雑化する社会」とか「人間と動物が共存できる世界」という言葉が出てきた。
その具体像は大人の方がたくさんイメージできるであろうが、
ある種の状態を理解し、まとめる言葉を使えるようになるのだなぁと、
えらく感心してしまった。
うちの息子は、「絵の勉強をして、荒木○○先生のような、漫画家になりたいです。」
といっていたが、
超有名人を「せんせい」と呼ぶ傾倒ぶりに、母としては、「・・・。」なのであった。
その昔、私も漫画が大好きで、絵を描くのも大好きで、
父に「漫画家になりたい」というと、即座に、「それはいかん。」と却下された。
その理由は、「最高に頭がよくないと無理」だからということで、
「え?弁護士よりも?総理大臣よりも?」と尋ねると、
「そう。ずっと頭がよくないといかん。そら無理。ぜったい無理。」と言われた。
そうか、漫画家というのは、そんなに頭がよくないとだめで、私には無理なのか、
と思ったことを覚えている。
たしかにね。
小学生というのは、まだまだ、大風呂敷を広げっぱなしでもよい時期で、
「世界中の人に」という言葉や「日本中に」という言葉も多く聞かれた。
その中で、警察官になって、高知の人の安全を守りたいという、
地に足の着いた夢もあった。ちなみに、女の子。
しっかりしとるのう。
で、一番会場が湧いたのが、
公務員になって、安定した給料をもらいたいです。
というものだった。
お友だちがたくさんいそうな、朗らかそうな少年だったな。
ご卒業、おめでとう。
友だちと過ごす充実した中学時代となりますように。