Hちゃんが、舌をコロンコロンと鳴らす。
最近できるようになった技だろう。
この間も赤ちゃんが、自分の声と喉で遊んでいたが、
身体感覚というのが、遊びの素地であることがよくわかる。
というわけで、私も隣でコロンコロンとを鳴らす。
二人でリズムを合わせているうちに、
合いの手を入れたくなる。
「コロンコロンコロンコロン、3時だよ、
おやつの時間、コロンコロンコロンコロン。」
「6時だよ、コロンコロンコロンコロン、
ごはんの時間、コロンコロンコロンコロン」
「8時だよ、コロンコロンコロンコロン、
お風呂に入って、コロンコロン・・・。」
「次、Hちゃんがいう。」
「うん、いいよ。」
「コロンコロンコロンコロン、
5分。」
「・・・・。」
子どものすてき