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日々わくわく
子どものすてき
きらりと光る子どもたちの姿をみなさんにお届けします。
2026年3月20日
良き市民 ・・・5歳児

朝、早く来た子たちには仕事がある。

忍者通りという、環境を設定することである。

主に、タイヤを組んで不安定なところを渡る場所と、

両足飛越の場所、グネグネ道などを作る。

そして、大きな砂場のシートを畳む。

 

この学年は、仕事を我が事として捉え、

時間になったら、保育者が声をかけずとも自分たちで始めていた。

すご。

と思ってみていた。

問題は、継続である。

明日は来る。

家事がまさしくそうだが、洗い物は終わっても終わっても、

またできる。そして、やらねばならない。

子どもたちに中だるみが来たのは、2学期後半だった。

声掛けが必要になり、なんだかめんどくさい、という空気が流れた。

それでも、明日はやってきて、忍者通りを作る時間はやってきた。

仕方ない気持ちで、彼らはそれに取り組んだ。

ここが正念場である。

こんなときは、心的エネルギーを使わないで、

ともかくやります~と、やりすごすに限る。

 

そして、3学期半ばごろから、また息を吹き返した。

そこには、進化があった。

4月の時点で、例えば両足飛越用の竹を置くとき、

タイヤ飛びをして、次に両足飛越という流れで作っているので、

タイヤから少し距離を取っておかないと危ないよ、

という話をして、距離を取らせていた。

 

何度かの修正を経て、竹から竹への間をスコップで図っているので、

タイヤからもスコップで距離を測って、最初の竹を置くようになった。

 

そして、今日、ふと見ると、

Mちゃんが、タイヤを自分で飛んでみてから、最初の竹を置いていた。

自分が置いた場所が、ちゃんと安全かどうか、自分で確かめていたわけだ。

「意味が分かってやる」という、そんな力が育っている。

これは、主体的に生きる市民への素地であろう。

 

そして、大きなシートを4人がかりで畳む呼吸のすばらしさよ。

ほっ、ふっと同時に力を込めて、大きなシートを畳んでいく。

ところが、できあがりが妙に美しくなかったので、

「気に入らない」という事態になった。

「なんか、ぐちゃぐちゃや。」

と言って、やり直す。

4人ともが、心が同じように動いてやり直す。

仕事になんとなくプライドを持ち、きちんとしたいと思う。

これは、良き市民への素地である。

 

社会を支える幸せな良き市民の力は、幼児期から培われる。

 

子どものすてき。

 

 

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