こちらにも怒り狂う人一人。
以前にちょいと彼とお付き合いがあったので、引き受ける。
怒って泣いて、私の首に頭を預けてくるKくん。
そうすると私の心はすっかりハートに染まる。
「お母さんのところに行きたい。
お母さんとおりたい。」
と泣きじゃくるKくん。
「そうねそうね、」と抱っこしながら、
また、同じ手を使ってみるドウモト園長。
「なんで、お母さんは、Kくんを幼稚園に入れたかな。
会えないのに。」
「もう、赤ちゃんじゃないからだよね。」
と、この男も顔色が変わる。
一瞬、引き締まる。
そして、私の誘いかけに乗り、
私の手を取って、自ら部屋に入り、荷物をし始めた。
私は、とりあえず荷物を部屋に置いて、遊ぼうかと思っていたから、
びっくりした。
その手順のしなやかさと言ったら!
さすが、兄弟児!
お兄ちゃんのこと、よく見てたのね。
ポイントでおよそ命令のような仕草で、私に手をつなげ!といい、
朝の準備をこなしていった。
それから、一緒に飛行機を作りました。
男気二つ。
いいね。
男の子は、生まれたときから、かっこいいのね。
はっけん一つ。
子どものすてき。