園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2014.05.30

スチュアート・・・年少児

 

もちろん日本人ですが、

なんというか、巻き毛で、色白で、目がくりっとしていて、

私の中ではスチュアートなMくん。

個性も光っていて、例えば、こんなイメージ・・・。

 

蝶ネクタイに白いシャツをきて、半ズボンに靴下に革靴、

すなわち、イギリスの貴公子で、

「ぼっちゃま!ぼっちゃま!」とばあやにいつも追いかけられている姿とか、

玉座にすわって、家来たちが頭を垂れていて、彼は犬のぬいぐるみを抱いている、

みたいなのがピッタリ。

 

したがって、言うことをきかん。

 

「バスの時間ですよ。」と、何度申し上げても言うことをきかないMくん。

 

「よっし、まみこ先生がもう、このかばんもろうて、Mくんの代わりにバス乗る。

お家帰る。」

 

というと、ドングリ眼を見開いて、

 

「え?

 あなたが、

 あなたの先生が、僕の代わりにバスに乗るの?」

 

「そう。Mくんになって帰る。」

 

「え?あ、あなたの、先生が僕のお家に帰るの?

 バスに乗って?僕の代わりに?」

 

「そう。」(その、「あなたの先生」っていうのが微妙に笑える。)

 

「そんな!そんなことしたら、お母さん泣くよ!!」

「大丈夫。お母さんと先生、友だちだから。」

 

と、もっと目が丸くなった。

 

「えー!そんなうそだ!!」

「うそじゃない。

 お母さんとお友だちだし、おにいちゃんのSくんともお友だちよ。」

「ふーむ・・・。」

 

というわけで、スチュアートは、リュックを担ぎ、バスに乗って帰ったのであった。