記録的な大雨で、アジロ山で土砂崩れが起こった。
すくすくの森のすぐ上。
そして、園庭の小山もミニマムに土砂崩れが起こっていた。
そこで、はとの子どもたちにお話をしてみた。
水は上から下に流れる?
それとも下から上に流れる?
山の上とお家があるところはどっちが高い?
山に降ったお水はどこにいく?
ドカドカ雨が降ったら地面の土はどうなる?
そんなことを聞きながら、
木の根っこが土を抱っこして雨が降っても流れないようにしていること、
だから、木のないところは、土が流れる、
ということを話した。
それから、園庭の小山を見せる。
竜のひげがあるところは流れてなくて、
ないところから、土が流れているのがわかる。
端にある竜のひげは根っこが剥き出し。
さぁ、それから突貫工事が始まった。
私の傍らで、わらわらと子どもたちが動く。
あっというまに、40個あった竜のひげがカップから出され、
いや、そんなに出さんでいいですけんど、
と思いながら、急いで植えていく。
竜のひげといいながら黒土をもってくる子もいて、
かなり適当な雰囲気も満載でありながら、
「根っこを隠す」というキーワードのもと、
男前に働く子どもたちを感じ、「働く」という気持ちの大切さを思った。
自然、いつも手伝っている子どもたちの顔が引き締まる。
後日、私が一人で始めると、
あっという間に、子どもたちが集まってきた。
自分たちの園を自分たちでつくる、
自分たちが環境に手を入れているというこの男前の気持ち。
子どものすてき。