そして、種取りはつづく。
入れ替わり、立ち代わり、4,5人の子どもたちが一緒に種取り。
そして、Aくんが言うことに、
「地味~。」
ぷふ。
「なんでこんな地味なの?」
「いやぁ、そうね。」
「ばばって取れる。機械があるといいよね。」
「はは。そうだね~。」
これが現代の感覚か。
ちまちまは地味で、大きな力が働くと「すかっ」とするんですかね。
何もこんな苦労せんでも、みたいな感じでしょうか。
しかし私たちは、この地味な作業を、
一緒に「地味~。」といいながら、ずーっと続けたのであった。
地味のすてき。