園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2014.11.20

わざと

 

音楽会に向けてなかなか、練習している模様の我が息子。

割と、彼にとってその課題が難しかったのか、

「間違える」とか、「間違えない」とかよく言っている。

 

本番は、全部で4回ある。

それで、彼は2回続けては成功しないと予言する。

 

「いいよ~、お母さんたちが行くときに成功すれば~、」

と無責任なことをいう母。

 

それで、私たちが見に行く前日の回に間違ったらしいから、

「よしっ、それなら、成功するじゃん、明日!」

といってみる。

 

その朝。

「間違える・・・。」

とつぶやく息子。そしてその後、こう言った。

 

「わざと間違える。」

 

「何言ってんの~。」

 

「わざと間違える。」

 

なるほど。

わざとであれば、失敗ではない。

本気で物事に取り組むというのは、勇気のいることなんだなぁと、

改めて思った。

 

それで、

「ちょっと間違えたって、わかんないって。」

 

というと、

 

「関係ないとこで、じゃんじゃん鳴らす。」

 

といって、彼は家を出ていったのであった。