2歳さんのお部屋に行くと、Tちゃんが泣いていた。
あれ?どうしたの?
すると先生が笑いながら、「片付けになったら泣くがです~。」と。
なるほど。ありえる。
そこで、
「へーん、ウソ泣きTちゃん、べろべろべ~だ。」
とからかう。
と、Tちゃんの涙がとまり、
好奇心まるだしの目で私を見た。
この感性。
怒らないで、むしろおもしろがる、2歳。
初めて、私に興味をもってくれましたね。
そして、明日には、忘れているでしょうね。
子どものすてき。
保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。
毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。
けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。
あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。
きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。
子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。