園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2014.12.30

泣きはらして ・・・年長児

 

すくすくファミリーコンサート。

大きな舞台に立つ年長さん。

今年で21回目のコンサート。

 

みんなと一緒にいることが時にとても難しいRちゃん。

リハーサルで「もういやだ」と泣き出す。

そうだろうね。

でも、次は本番。

そして、あなたは舞台に立ちます。

そこは、それなりの流儀が必要な場所。

 

Rちゃんの手をにぎっていいました。

「Rちゃんは、運動会でゴールテープもちゃんとできた。

 お誕生会の司会だって、すごく上手だった。

 できるよ。大丈夫。Rちゃんはできる。」

Rちゃんの涙が一瞬とまる。

そして、うなだれて前に進んだ。

それは、あきらめに近い、でもやるしかないから出るっていう、

そんな背中だった。

 

大きなうねりが生む、強制力。

逃げられない場所に来て、逃げない姿。

 

Rちゃんは、ちゃんと舞台に居続けた。

それは、とてもとても大きな、すごいこと。

 

本番が終わると、Rちゃんは先生に抱っこされて泣いた。

泣きはらした目をして、ずっと泣いた。

それは、本当に疲れたっていう涙だった。

やらなきゃならないから、やったけど大変だった、という涙。

 

「Rちゃん、本当に、がんばったね。

 えらかったよ。

 本当にえらかった。」

と、私も先生も泣いた。

 

コンサートで一番嬉しかったこと。

Rちゃんのすてき。