園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2015.01.10

お母さんって言ってよ ・・・2歳児

 

ある2歳児との会話。

初めてのはと組。(預かり保育)

もちろん泣く。

 

お父さん好き~。

お父さんに会いたい~。

 

そうですか。

Tくんはお父さんが好きなのね。

 

そしてまた、

お父さん好き~。

お父さんのところに行く~。

 

そうかい。

なんでお父さんが好きなの?

怒らんから?

 

と聞くと、「うん」とうなづく。

 

それは、怒らなくてもいいからなのだよ。

お母さんはね、怒るの。

まみこ先生も、お母さんだとすごく怒っちゃうね。

 

そうして、二人でひなたぼっこ。

温かくて、かわいい。

Tくん、お父さんとお母さんに、必ず会えるからね。

お空が、紫かオレンジになったらね。

必ず会えるよ。

 

そしてまた、お父さん~、と泣く。

あのね、「Tくんがお父さんに会いたいって言ってますから、

今から帰ります」、なんて言ったら、

お仕事なくなっちゃいますからね。

 

そうして、また、ひなたぼっこ。

それから、お部屋に行って、

ゆる~い時間を共に過ごす。

はと組の子たちが来て、泣いているTくんを思いやる。

Tくん、ごめんね、そろそろまみこ先生、行かなくっちゃ。

と言うと、また、泣き出す。

 

お父さん~、お父さんに会いたい~。

 

いやぁ、Tくん、お母さんって言ってよ。

是非。

 

お母さんはね、すごくすてきなんだから。

わかってない子どものすてき。