クリスマスの余韻が残ったワクワクの一日。
子どもたちが、クリスマスプレゼントの話題で盛り上がっている。
「サンタさんがプレゼント持ってきてくれた。」
というAくんに、
「先生は、なかったけど。」
というと、
「あたりまえやろう、大人には来んき。」
まぁね。
と、Jくんが、
「でも、かわいそうやね。」
なんて言ってくれる。
そこで、「じゃあ、ちょっと来て。」
とAくんが言って、二人でコソコソ話を始めた。
そこへ、Kちゃん、Mちゃん、Kくん、Sくんも集まってきて、
何やら会議をしている。
「よし、決定。」
という声が聞こえ、
「ホールで、サンタの部屋にして遊んでいい?」
と聞いてきた。
「いいよ、じゃあ、部屋ができたら教えてね。」
すぐにセロハンテープ、ハサミ、折り紙、厚紙などを、
いそいそと持ち出し、部屋作りを始めた。
サンタの部屋なので、秘密にしたいらしい。
ワクワクしている感じが、身体中から伝わってきた。
年中さんがのぞきに行っても、秘密。
「先生、何か紙に貼ってるけど、あんまり見せてくれんかった。」
とのことだった。
そこで、ちょっとのぞきに行ってみると、
KちゃんとAくんが説明をしてくれた。
舞台の上は、サンタの部屋で、舞台の下はトナカイの部屋らしい。
トナカイのソリは、厚紙にヒモを付けて作り、折り紙で飾りもできていた。
そしてサンタの家には、イルミネーションがついている。
「後で見に聞いや、キラキラでー。」
楽しそうだなぁ。
それから、プレゼントの指輪作りが始まった。
なんと、先生たちへのプレゼント。
10個くらいできると、Aくんが箱に入れに来た。
ちゃんと、美しくセットできる区切りのある箱を見つけてきている。
最初に渡していたものだと、ごちゃごちゃするからなのか。
「箱、どうして変えたが?」
と尋ねると、
「年長、年中、年少で分けて入れるき。」
なるほど。
そして、誰がどの先生にプレゼントを渡すかの話し合いまであった。
いざ、職員室に出発。
しかし、近くまで来ると、
「恥ずかしいき、先生、先入って」
「なんて言ったらいいが?」
なんて、すごくしおらしくなる子どもたちだった。
それでも、ちゃんと「お邪魔します!」
って職員室に入って、全員の先生に、指輪をプレゼントしました。
先生たちの喜びようと言ったら!
みんなの先生の「ありがとう」の声に、大満足の子どもたちでした。
子どものすてき。