Yちゃんとの会話。
「Yのランドセル、何色か。」
「うーん、ピンク。」
「ううん。」
「水色。」
「正解!」
「やったー。」
そこでこんな裏話。
「お母さんがよー、赤か黒か茶色やないといかんっていうてよー。
別の時は、今日はピンクが似合う、とか、
他の時は茶色が似合う気がするとかよー、
変わるがやもん~。
だからYが自分で決めた~。」
なんだか、とっても嬉しそうでおかしそう。
幸せだね、Yちゃん。
おかあさんのすてき。
保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。
毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。
けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。
あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。
きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。
子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。