2歳児というのは真にかわいい。
そんな気持ちでじっとAくんを見つめていると、
そんな私の笑顔を見てAくんが、
テテテテッとやってきて、
こういった。
「Aくんのお母さんね、すごくきれいで。」
「うん」
「Aくんのお母さん、お化粧してるが。」
「うん。」
お母さんの幸せひとつ。
子どものすてき。
保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。
毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。
けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。
あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。
きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。
子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。