Mくんと日向ぼっこしながら、
まるで女性の井戸端会議のように、テラスでお話をしていると、
Sちゃんが椅子を片付けにやってきた。
わたしたち、じゃま。
Sちゃんは、私たちの様子を見て、
それからおもむろに持っていた椅子を置き、
逆向きに座って、「プップー」と言った。
クラクション!
Sちゃん。
まみこ先生はSちゃんみたいな人になりたい。
Sちゃんのすてき。
保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。
毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。
けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。
あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。
きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。
子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。