園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2015.03.30

素直に ・・・年少児

 

はと組でお昼を食べたときのこと。

Sくんが「お茶がまけた。」という。

下を見ると、なるほど、お茶がこぼれている。

そして、正面に座っているKちゃんと不穏な雰囲気が・・・。

Kちゃんのランチョンマットも濡れている。

大きな目をあけて、まっすぐに宙をみるKちゃん。

 

「どうして、Sくんは、まずいなって顔してて、 

 Kちゃんは、怒ってるの?」

 

と聞いてみる。

で、訳をきくと、Kちゃんがお弁当袋の入ったカゴを動かした拍子に、

Sくんのコップにあたって、お茶がこぼれ、

Sくんが怒って、やり返したという事件であった。

 

もう、Sくんが怒っているさまが想像できすぎ。

「なに~、Kちゃんが間違えてお茶こぼしたのに怒って、

 わざとこぼしたの?

 きみは、だいたい怒りんぼだよね。」

 

Kちゃんにも、

大きいものを動かすときは、気を付けないとね、

Sくん嫌だったって。なので、一緒に謝ろうか、と促すが、

めっちゃ意地がつんでいるKちゃんは、

もう、ぜったい謝らん。

 

なんとなく、ごまかせそうもないので、

Sくん、まずはKちゃんに謝ろうか。」

というと、

Kちゃんも、謝ってない。」

という。

 

そこで、こう言ってみる。

「君は、その怒りんぼを直さないかん。」

すると、彼は納得して、

「ごめんね。」

と謝ったのであった。

 

いい子だのう。

 

Sくんの怒り方はね~、もう、まみこ先生そっくりや。」

というと、

Sくんは、お母さんに似いてる。」

と自分で言っていた。

うん、君の怒り方は、女性的だね、キーッてところが。

 

ちなみに意地が詰みまくりのKちゃんは、

弁当を食べんと言い出し、

弁当箱をがんとして開けなかった。

しかしながら、私が「一緒に食べたかったのに残念。」と言いながら、

隣でバクバクと食べていると、そのうち食べ出し、

そのうち、私に抱っこされたくなって、

片付けまで頑張り、

私たちは抱き合ったのであった。

 

それぞれの子どものすてき。