園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2015.04.20

体幹 ・・・小学生

 

3月に、近くの小学校の卒業式に来賓として参加した。

今年は、子どもたちの体幹に釘づけであった。

 

なんと、フニャフニャしている子が多いだろうか。

時代ですね。

というわけで、私にとって今年の卒業式は体幹チェックの卒業式となってしまった。

そこで、見つけた共通項は、体幹のしっかりしている子は、

声にハリがあって、よく通るということである。

 

そして、今年の未来の夢で多かったのは、医者であった。

しかし・・・。

と、私はある話に思いを馳せる。

 

うわさによると、私の中学、高校のある同級生が、

割といい大学を卒業してから、

歯学部に行きなおした。

頭がよかったらしく、なんてことなく、卒業し、

歯科医になった。

ところが!

彼は、不器用であった。

したがって、入れ歯を上手に作れなかった。

それで、多大な問題を起こした。

 

私は、この話に心底感じ入った。

頭が良くても、そのあとの職業で必要なものって、別よね。

ということである。

例えば、メスを持って身体を切り開くとしよう。

そのとき、スッと一発で行ってほしいですよね。

フニャってほしくない。

そのとき、体幹って必要ですよね。

安定感。

さらに、難しい手術など、連続10時間は超えます。

その体力はどうするんでしょうか。

集中力もね。

 

手先の器用さはやはり、幼児期ではないでしょうか。

身体を動かすことが好きになる心が育つのも、幼児期です。

人と関わる喜びが育つのも、幼児期ですよね。

営業マンも、弁護士も、先生も人が好きやないと、

できんよね。

 

勉強できて、資格も持てて、お金があっても、

その職業をこなす能力がないと何にもならんということを、

思春期に入ろうとする子どもたちの体幹を眺めながら、

考えたのでした。

 

中学、高校、一番身体が作られる時期、

心も激しくて、訳わからんけどダイナミックな時期、

しっかりと、心と身体が鍛えられますように。