寝起きが不安の2歳児Sちゃん。
「Y、Y、」とお姉さんの名前を呼ぶ。
「よしよし、Sちゃん、Yちゃんのところに行こうね。」と抱っこして、
下へ行く。なかなかずっしり。
「Yちゃん、Sちゃんが、Yちゃんがいないと淋しいみたいだから、
上で一緒におやつ食べてくれる?」と頼む。
すると、Yちゃんは、すくっと立って、
手を前に合わせ、
「わかりました。」
とスチュワーデスのように、かしこまってくれたのであった。
ありがとう、Yちゃん。3月で4歳。
しかし、泣き続けるSちゃん。
その横で、おいしい~、と手作りポンカンゼリーを食べるYちゃん。
外でも行くか、とSちゃんにいうと、行くという。
しかし、Yちゃんが終わらない。
なんとなく、せっかく来てくれたYちゃんを置いていくのもなんだなと思い、
「Yちゃんが終わるまで待とうね。」
と粘ってみる。
しかし、Yちゃんは実にマイペースに、おいしい~、と言いながら食べている。
Sちゃんも、Yちゃんと行く気だから、待つ気はある。
私が連れて来ていたダンゴムシで、なんとか時間を稼いでくれるSちゃん。
Yちゃんよ、終わってくれ。
それから、なんだかんだしているうちに、
長い間待っていたSちゃんが、おしっこをもらし、
その間に、ピュッと、Yちゃんは外に行った。
そんなもんよね。
人生。
子どものすてき。