園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2015.04.30

ここなら ・・・年中児

 

去年、うさぎ組さんに入った時のこと。

子どもたちは、私がどこかのクラスに入ると、

「あ、今日は一緒に遊べる。」と思うらしく、

よく「遊ぼう」と誘ってくれる。

花壇にいると、花壇からは動かないという事も知っている。

 

それで、この日は、年中のKくんが、

「まみこ先生遊ぼう。」

と手をつないできた。

 

「うん、遊びたいけど、まみこ先生、Hくん探してるのよね。

 Hくん、何してるだろう。 

 どこにいるかな。

 一緒に探してくれる?」

 

というわけで、Hくんを探す旅に出た。

 

前に、小川先生にご指導いただいたとき、

園庭の小山がすごくいいと言ってくれた。

その理由は、子どもが園庭の様子を一望できるからである。

 

で、Kくんは、私をこう誘った。

 

「まみこ先生、ここに登ろう。

 ここに上ると見えるから。

 どこにいるのかわかるよ。」

 

小川先生の言ったことは、

実際に子どもが体験から学んでいるものだった。

この山の上からは、園庭の営みの全体が見えるのだ。

そして、Kくんは、それをきちんと意識化し、

知識として持っていた。

 

すばらしい。

子どもの知性。

子どものすてき。